HCがなくなります。

本日の帰社日で重大な発表がありました。
このたび自分が所属するwiseknotHCはテンプスタッフに合併することになりました。
まあ色々と理由はあるみたいですが、基本的には昨年の12月頃から決まっていたみたいなので
個人としてはあまり驚きはしなかった。

でも、これを気に退職するひとはかなり多そうだ。

これからのプランについて話があったが、問題点は山積みである。

一つ目はチームわけの話。
webチームとデザインチームとインフラチームとモバイルチームにわけるらしいのだが
ざっくり分け過ぎだろ。
しかも、これからプログラムをがしがし書いていきたいと言っている人を前職がサバ関係だったという
理由でインフラチームに所属させたりと傲慢な配属をしている。
これではチームとして機能しないのは目に見えている。


二つ目は社員の能力の話。
基本的にいまのうちの会社は社員の能力アップについては無関心である。
とりあえず出向に出して、あとは出向先の人たちに教えてもらうか自分で勉強しろというスタイルをとっている。
だから目標が見えない人たちはひたすらPHPだけを使い続け、PHPだけプログラマーになってしまう。

PHPは初心者に学びやすい」というが、PHPはその後も学び続けやすいのだろうか。もしそうだとしたら、なぜPHP萌え萌えのDHHがRailsを作るにあたって選んだのがRubyだったのだろうか。

PHPの「サクセスストーリー」をよく見ると、初心者が腕を磨いてというのではなくて、むしろ他の言語でならした手練がPHPのいいところだけを使ったというものが目立つ。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50993137.html


dankogai氏が言うようにPHPはずっと学びつづけるものではないと思っている。(実際にPHPで開発している自分が言うのもなんだが)

PHPからプログラムを始めた自分は最初は全てをPHPで書いていた。
だが、PerlJavaScriptの使いやすさに気付き、RoRを使った開発で有名なmasuidrive氏と出会ってからは
家でPHPを書いたことがない。

自分は運良くこういった人との出会いがあったから今がある。
しかしこういったことに気付かない人は実はかなり多い。

そして、うちの会社ではプログラマーを育てるシステムが存在しない。
ある程度のレベルに達した社員は退職し、レベルが低い社員だけが残るといった悪循環が続くのである。


三つ目は営業の話。
はっきりいって問題にならない。技術者を売り物にしている営業が技術に関して無知なのは
はっきり言って問題外である。
JavaScriptを書けます」と言った社員をJavaの案件につれていったり、
PHPがそこそこできるようになったからといってwindowsアプリケーションの開発(たしかC#)
につれていったりと、基本的に意味がわからん。
そもそもハードウェア系やweb系、組込みなどの区別がついていない。
勘弁してほしい。しかもそれが当たり前になっているから、当然改善されることはない。



ほかにも問題はたたあるが、先行きが不安である。
じゃあなんで自分がまだこんなところにいるのかというのは後日書くことにする。